心の灯

時のしるし~締め切りまでの過ごし方

締め切りというものは有難いものです。

私などは、仕事を頼まれ「いつでもいい」と言われると、すぐには取り掛からず、そのうち頼まれたことさえ忘れてしまうことがあります。

ところが「何月何日までに」と言われると、違ってきます。

それなら、今日から取り掛かなければ間に合いそうもないとわかると、自然と動けるのです。

考えてみれば、私たちのまわりには、締め切りがたくさんあります。

学生であれば、宿題、レポ-トの提出日、試験の時間など。

社会人であれば、受注した品物の納品期日、書類の提出日など仕事上の締め切りがあります。

時間の活用のうまい人は、この締め切りを上手に利用します。

計画をきちんと立てて、「今日できることは、今日しよう」と早め早めに取り組みます。

そうして、どんどんよい仕事を果たしていくのです。

また、私たちの長い人生の節目節目にも、締め切りがあります。

学生なら卒業、社会人なら定年退職も、一種の締め切りのようなものです。

これらの締め切りは、あらかじめ日時が知らされているので助かります。

それまでに時間がどれくらいあるかわかるので、計画を立てやすいのです。

わからないのは、人生の締め切りです。

三十年先かもしれないし、一年先かもしれないし、ある日突然やってくるのかもしれません。

しかし、人生の締め切りは、例外なく私たち全員を待っているのは確実です。

その時に、できるだけ人生に悔いを残したくはありません。

そのためには、一日一日の過ごし方が大切でしょう。

神のみ前で、自分の今日一日を振り返り、「ああ今日も良い時間を過ごせました。ありがとうございます」と言える日々を送っていきたいと思います。

ラジオ「心のともしび」2019年3月放送原稿