新約聖書

仕える者のようになりなさい (ルカ22-26)

あなたがたの中でいちばん偉い人は、いちばん若い者のようになり、上に立つ人は、仕える者のようになりなさい。

The greatest among you must become like the youngest, and the leader like one who serves.
(ルカ22-26)

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「最後の晩餐」のときに、またしても弟子たちのなかで「自分たちのだれがいちばん偉いだろう」か、という議論が起こりました。

イエスは、この議論にうんざりもし、悲しくも思われたことでしょう。

これまで3年間共に生活し、様々なことを教えてきたにもかかわらず、弟子たちは、依然として、この世での名声や栄誉、地位や一目置かれることなどを求めて言い争っていたからです。

数時間後には自分は捕らえられ、受難が始まることをイエスは予知されていました。
この最後のチャンスに、どうしても教えておかねばなりませんでした。

「あなたがたの中でいちばん偉い人は、いちばん若い者のようになり、上に立つ人は、仕える者のようになりなさい」

神の目から見れば、いちばん偉い人とは、謙遜な人であり、仕えることのできる人なのです。
イエスは、このことを言葉だけでなく、模範によっても教えられました。

ヨハネ福音書では、この最後の晩餐のときに、イエスが弟子たちの足を洗う場面が描かれています。

足を洗うのは、当時、奴隷だけがする仕事でしたが、それを弟子たち一人ひとりにしてあげました。
こうして模範を示された上で次のように教えられました。

「主であり、師であるわたしがあなたがたの足を洗ったのだから、あなたがたも互いに足を洗い合わなければならない」
(ヨハネ13-14)

わたしたちが謙遜になり、互いに仕え合うことをイエスは望んでおられます。
偉くても仕える者こそが、神の目にはいちばん偉い人なのです。