心の灯

人生は学び~誰が先生かで人生は変わる

人生は学び~誰が先生かで人生は変わる~

私たちのまわりには、仕事や人間関係などでうまくいっている人がいると思います。
自分もそうなりたければ、その人のマネをしたら良いと私は考えています。

人のよいところをマネするのは、決して恥ずかしいことではありません。とても大切な学習能力であり、習慣です。

「学ぶ」の語源は「真似(まね)ぶ」、つまり「真似る」からきたという説があります。

子どもは、親や学校の先生など身近な大人をマネしながら、言葉や生活習慣を覚えていきます。

大人になってもそうです。伝統的な文化や芸術、たとえば茶道や華道も書道も、まず基本的な型を生徒が先生をマネることから修得していきます。

スポーツでも、まず基本的なことをマネるところから始まり、超一流選手は例外なく基本が身に付いています。

仕事でも、研修でまず基礎基本を学び、その土台の上に創意工夫が求められるものです。

しっかりと学ぶには、良い先生から習い、良い手本をマネるのが効果的なのは言うまでもありません。

自分が心から尊敬する人から学ぶのであれば、やる気も増し、習得もより確かになるでしょう。

私は人生の師として、まずイエス・キリストをマネるように心がけています。
キリストはおっしゃいました。

「わたしは柔和で謙遜な者だから、わたしの軛(くびき)を負い、わたしに学びなさい。そうすれば、あなたがたは安らぎを得られる。」(マタイ11章28節)

聖書を開き、キリストに学んでいると、少しずつキリストに似たものになれる気がします。

人生は、卒業すれば天国に行ける学校。一番の先生はキリストです。

ラジオ「心のともしび」2015年1月放送原稿