マリア様の役割~私たちの母の慈しみ深い愛~
マリア様の御像や御絵を見ると、何かほっとした安心感をもちます。
私たちのお母さんであるマリア様から見守られ愛されていることを感じるからです。
私は洗礼を受ける前から、5月は聖母マリアの月だから、特にロザリオを祈るようにと友人から勧められました。
近くのルルドという巡礼地に行って祈るようにとも言われ、連れて行ってもらいました。
それは、マリア様が望まれていることです。
1958年2月11日にフランスのルルドにご出現されたときから、マリア様は少女ベルナデッタとともにロザリオの祈りを唱えられました。
そして、ある時は、悲しそう声で「罪人のために祈りなさい」とおっしゃったそうです。
また、5月13日はポルトガルのファティマにマリア様がご出現なさった記念日です。
4回目のご出現のとき、こうおっしゃっています。
「毎日ロザリオの祈りを続けてください。罪人のためにたくさん祈り、償いを捧げてください」
罪人とは、まず自分自身かもしれません。家族や友人や同僚かもしれません。
私たちの慈悲深い母親であるマリア様は、祈ることで私たち皆が救われることを切に望んでいらっしゃるのです。
マリア様はその母性愛から、この世の旅を続けている私たち、危険や困難の中にある私たちが、天国に到達するまで、愛情深く見守り配慮し続けてくださいます。
それは、この世の母親がわが子を愛する以上の愛でしょう。
神の御母であるマリア様に取り次ぎを願えば、きっと神様は私たちを助けてくださいます。
私たちを元気づけ勇気づけ、ときには誰かの回心のために大きな恵みをくださるでしょう。
私が回心の恵みをいただき、これまで信仰を守ってこられたのもマリア様のおかげなのです。
ラジオ「心のともしび」2015年5月放送原稿