耐えられないようなものはなかったはずです(コリントⅠ 10-13)
あなたがたを襲った試練で、人間として耐えられないようなものはなかったはずです。神は真実な方です。あなたがたを耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道をも備えていてくださいます。
No testing has overtaken you that is not common to everyone. God is faithful, and he will not let you be tested beyond your strength, but with the testing he will also provide the way out so that you may be able to endure it.
(コリントⅠ 10-13)
わたしたちの人生は試練の連続です。
病気、怪我、事故、天災、裏切り、失恋、左遷、事業の失敗、破産、親しい人との離別、死別など。
試練と苦しみが絶え間なくやってくるように感じることもあるでしょう。
望んでもいない試練に襲われたとき、わたしたちは神さまに文句を言いたくなるものです。
「なぜ、わたしをこんな目にあわせるのですか。わたしがいったい何をしたというのですか」
しかし、多くの場合、神は沈黙したままです。
その試練を取り除いてくださることも、この質問への納得のいく答えを提示することもないかのようです。
しかし、わたしたちは苦しんだ末に試練を乗り越えたとき、自分が人間として成長していることに気づくでしょう。
樹木が成長して花を咲かせ、実をつけるためには、暑い日照り、強い雨風、冷たい雪にも耐えねばなりません。
それらは、樹木を苦しめるものであり、樹木を成長させるものでもあります。
試練を乗り越えた後に、神さまがなぜそんな辛い目に合わせたのか、わかったとき、人は大きく成長しているのです。
信頼したいものです。神さまは試練をお与えになると同時に試練を耐えることのできるような恩恵も与えてくださるということを。
忘れずにいたいものです。試練を耐え、乗り越えようとするとき、神さまはいつもわたしたちとともにおられることを。