自然とわたし~神様に創られた被造物
山陰地方の田舎育ちなので、子どもの頃から、自然の中で生活してきました。
川で遊んだり、海で泳いだり、野山を駆け回ったり、自然は、広くて大きく、楽しくてドキドキする遊園地のようでした。
大学に入学以来30年余り住んだ長崎県も、海が身近にある緑の豊かな土地でした。
休みの日には、潮騒の音を聞きに行ったり、近くの野山を散策したりして、心身を癒されたものです。
いまも山や川や海など自然の豊かな大分県に住んでいます。
日本一温泉が湧き上がる県だそうで、週に一度はこの温かな恵みに浸っています。
さて、わたしにとって自然とは何でしょう。
一言でいえば、いつでも無償で生きる力を与えてくれる神様からの愛のこもった贈り物です。
そもそも自然は、神様が創造された被造物です。
考えてみるに、もしこの地球に海や陸や空がなければ、わたしたち人間は存在することができません。
もし水や光や空気がなくなれば、だれ一人生きていくことはできません。
自然は、それほど貴重なものです。
わたしたち自身も神様に創られた被造物です。
知恵と自由意志を与えられ、他者への愛のために生きることを神様は望まれています。
そして、この地球をわたしたち人間の手に委ねられました。
しかし、人間は自然と共存しながらも、次第に自己の繁栄や利益追求のために、自然を汚染し破壊してきたのではないでしょうか。
昨今、世界的な規模で「自然を守ること」「地球環境を大切にすること」が叫ばれています。
自分とは無関係だとは思わずに、神様に感謝しながら、無駄な電気を節電したり、水を節水したり、ゴミを分別したり、身近な小さなことからエコ活動ができればと思っています。
ラジオ「心のともしび」2018年6月放送原稿