心の灯

子どもの祈り~愛は家庭から

小学校に勤めていた時、子どもたちといっしょに祈ることが多くありました。

小さな子どもたちが十字を切り、手を合わせる姿はほほえましいものです。

まず、朝の会のはじめに良い一日を送られるように願う祈り。

お昼にも祈り。給食の時は食前食後の祈り。

終わりの会では、今日の一日を感謝する祈り。

学校には聖堂がありましたので、休憩時間には子どもたちと遊んだあと立ち寄って短い祈りを捧げることもありました。

さらに、子どもたちに家でも祈るといいよ、と教えてきました。

祈りは、家庭に幸せをもたらすからです。

いつか小学1年生のお母さんからいただいた手紙の一部です。

「『学校で今月のモット-は“親孝行”だから、僕はパパとママのためにお祈りするよ』と言って毎朝、お祈りをしてくれています。遠い学校に通っているので、毎朝、子どもを見送りながら『今日も楽しい一日を過ごして無事に帰って来ますように』と親の私たちが願わない日はありませんが、子どもの方から私たちのためにお祈りをしてもらえるとは考えてもいませんでした。とても嬉しいことです」

マザ-・テレサは語っています。

「愛は、どこから始まるのでしょうか。私たちの家庭からです。いつ始まるのでしょうか。ともに祈る時に始まります。ともに祈っている家庭は崩壊することがありません」

食事の前後には「いただきます」「ごちそうさま」と頭を垂れ、感謝の祈りをささげること。

寝る前に親子が今日一日に感謝しながら皆の幸せを祈り合うこと。

病気の方、災害などで苦しんでいる方々のためにも祈ること。

子どもとともに、愛のために心を神に向ける、そのわずかな時間が、家庭にも平安と幸いをもたらします。

ラジオ「心のともしび」2018年11月放送原稿