心を一つに~「ONE TEAM(ワンチーム)」
2019年の流行語大賞は、「ONE TEAM(ワンチーム)」になりました。
この「ONE TEAM」とは、昨年秋に開催されたラグビーワールドカップ2019日本大会で、多くの人に感動と希望をもたらした日本代表のスローガンでしたね。
日本代表選手31名は日本を含めた7ヶ国の出身者から選ばれていました。
異なる文化や背景を持つ選手たちが、互いにリスペクトし合い、日本の歴史や文化を学び、厳しい合宿を通じて、家族のような一つのチームになりました。
そして、選手全員がベスト8という史上初の目標を共有し、見事、成し遂げたのです。
選手たちが真摯にひたむきにプレーする姿を、私もテレビを通して応援しながら、選手たち、テレビを一緒に見ていた友人たち、会場の観客たちとも一致団結できたように感じました。
そして、私たちも心を合わせてがんばれば、きっと素晴らしいことができると改めて教えてもらったように思っています。
さて、それはもちろん、スポーツだけの話に留まりません。
イエス・キリストは言われました。
「はっきり言っておくが、どんな願い事であれ、あなたがたのうち二人が地上で心を一つにして求めるなら、わたしの天の父はそれをかなえてくださる」(マタイ18:19)
たとえば、恐らくいまも世界で猛威を振るっている新型コロナウイルスの完全な終息についてもそうでしょう。
このウイルスの拡大を止めるには、人と人との接触を避け、距離を保つように自粛することが重要とされます。
人と会う機会は減りますが、私たちがこれまで以上に積極的に心を一つにして願い続け、一致して対抗すれば、終息を迎える日はきっと早まるのです。
ラジオ「心のともしび」2020年8月放送原稿