わたしの支え~体も霊魂も支えていただいている
体の健康はありがたいものです。
たとえば、歯が痛くなったら、わかります。
歯のありがたさ。食事をするのに、歯がどれだけ大切なのか。
目が悪くなったら、わかります。
目のありがたさ。まわりの世界を見るのに、
目がどれだけ大切なのか。
病気になったら、わかります。
健康のありがたさ。いつもこの体にどれだけお世話になっていたかということ。
数年前、わたしは、ギックリ腰で1週間寝込んだことがあります。
ごはんを食べるために体を起こすのにも、トイレのために起き上がるのにも、腰の痛みをガマンしなくてはなりませんでした。
くしゃみをしても、声を出して笑っても、腰に激痛が走りました。
その経験から、いかに腰が自分の日常を支えてくれていたか、実感したものです。
でも、ギックリ腰になる前は、そんな意識はほとんどありませんでした。
考えてみれば、体の各部分は、いつも黙って、わたしたちの命の営みを支えてくれています。
心臓は、一瞬たりとも休んでいません。肺、胃、腸などの内臓も休みなく働いてくれています。
生まれたときからずっと、わたしたちが寝ているときも、いつも、年中無休、無報酬で、わたしたちの日々の営みを支えてくれているのです。
ところで、これは体に限ったことではありません。人間は、霊魂と体でできています。
霊魂は目には見えませんが、意志と知性を有しており、体以上に大切なものです。
忘れていけないことは、霊魂も体も神が与えてくださったものだということ。
実は、わたしたちを本当に支えてくださっているのは、神だということです。
健康な時も、病の時も、神は常にわたしたちを支えてくださっています。
ですから、今日も、神に感謝です。
ラジオ「心のともしび」2019年2月放送原稿